OpenPNE 3

.informationBox は、本文が書かれるボックス(div.informationBox > div.body)に対して、min-height: 1.2em が指定されていることで、本文が空の場合も 1.2em (line-height: 1.2 という指定に対応する一行の高さ) が確保されるように OpenPNE2.12.x で設計されています。

IE6 は min-height プロパティに対応していないため高さが確保されていません。min-height の代用として一般的に IE6 のみに対して height プロパティ（* html (selector) { height: (value) }）が用いられますが、本件に対しては以下のスタイル指定によって解決させます。

• 次のスタイル記述を追加します。
  

  * html .informationBox,
  * html .informationBox div.body {
    zoom: 1;
  }
  

今回は、任意の高さではなく、一行分が確保されればよいので zoom プロパティを用いて hasLayout 値を true にすることでレイアウト情報を持たせて最低限の高さを確保します（この方法で確保されるボックスの高さは、一行（＝文字）の高さに依存します）。

また、レイアウト情報を持ったボックス(div.body)の親要素が hasLayout: false であると、IE6 では 3px ほど順方向（右方向）へボックスのズレが生じ、結果的に .informationBox の右側の枠線がなくなったように見えてしまいます（OpenPNE3 で実装されているドラッグによるボックスの位置移動などのきっかけで再描画されるとズレは直ります）。

.informationBox に対しても zoom プロパティを指定し hasLayout 値を true にすることで子要素 div.body のズレを解消します。

note-2 で zoom プロパティのみによる対策を示しましたが、informationBox の中で高さを持たない要素（例えば空のdiv要素）が用いられると informationBox の高さが確保されないため、これを考慮して height プロパティの指定も併用することにします。

この併用は副作用がないと判断しているため、既に zoom プロパティのみによる対応を行ったバージョンに対しても height プロパティを追加する対応を行います。

更新履歴 1a23749e3b9cb8c601697416d3649ed7be2267cc で適用されました。